ハワイでGigSky SIMを使ってみた
February 23, 2015
世界100カ国以上で使えるGigSkyという便利なSIMカードがあります。キャリアプロファイルはイタリアのTIMで、各国の指定業者の回線をローミングしてデータ通信を行う仕組み。短期間で複数国を周遊するようなときに利用すると、この1枚で済むので便利です。また、初めて訪れる国だったり現地着が深夜だったり、プリペイドSIMの購入に不安があるときにお守りとして持っておくと安心。
GigSkyの利用料金は国ごとに異なり、例えばイギリス、ドイツ、タイ、カンボジアだと以下の通り。現地のプリペイドプランよりは割高で、物価の安い国ほど割高感は否めません。個人的な用途としてはあくまで緊急用という感じですが、国ごとに10MB無料で使えるし、国内キャリアの海外パケ放題よりは安い国が多いので、持っておいて損はないかなと思います。何故かカンボジアが異様に高くて驚きですが。
そんなGigSkyを使う機会が2014年の年末にようやく訪れました。友人のハワイ挙式にお呼ばれし、その際に利用してみることに。僕が使っているiPhone 5sはアメリカSprint版で、アメリカ以外ではSIMフリー、アメリカではSprintロックという端末です。現時点でSprintやSprint MVNOのプリペイドプランは非常に限定的で、端末に制限があったりアメリカ国内に住所が必要だったりと、旅行者が使うのは極めて困難。事実上、アメリカで僕のiPhone 5sでプリペイドSIMを利用するのは難しく、モバイルWi-Fiルーターのレンタルと天秤にかけ、GigSkyを選択しました。Verizonの4G対応のモバイルルーターも気になりましたが。
今回は4泊6日の日程で、初日のホノルル着が朝9:25、最終日のホノルル発が17:35ということで、余裕をもって5日間使えるように「300MB 4,200円」のプランを選択。日割りで考えるとモバイルルーターのレンタルより少し割安。前述の通り、SIMのキャリアプロファイルがイタリアのTIMなので、Sprint版iPhone 5sながら、問題なくAT&Tの回線が利用できます。
APNは要設定。
APN:openroamer.com
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連日浮かれすぎてスピード計測を忘れてしまいましたが、体感で下り2〜3Mbps程度だったと思います。普段であれば物足りない速度ですが、海辺でJack Johnsonを聴きながらのんびり過ごす日々には充分な速度でした。