レジデンス セレクト ホテル(チェコ プラハ)
October 14, 2013
プラハは10年ぶり2度目で、前回(学生時代の2003年)はSir Toby'sというホステルの6人部屋ドミトリーへの宿泊でした。なので今回が実質初めてのホテル宿泊ということで、ホテル選びにはずいぶん悩みました。
まず、旧市街への宿泊は避けました。これは前回、トラムや地下鉄を乗り継いで旧市街へ通う感覚(プラハに住んでいるような感覚)が心地よかったため。自分が訪れる予定の場所を地図に記し、トラムや地下鉄の路線図と数日睨めっこした結果、地下鉄C線のI.P. Pavlova(イーペーパヴロヴァ)駅から徒歩3分のResidence Select Hotelに決めました。参考になればと、選考過程と感想を記します。
地下鉄について
滞在中、Vltavská駅で友人と会い、Florenc駅の長距離バスターミナルでバスのチケットを買い、ドレスデンへ行く際にHlavní Nádraží(プラハ中央駅)を利用する予定がありました。また、日々の旧市街観光の際はMuzeumで下車してヴァーツラフ広場を歩きます。以上から、地下鉄C線の最寄りから選ぶことに。これでだいぶ絞れました。
トラムについて
地下鉄C線の停車駅のなかで、トラムが便利に使えるのはI.P. Pavlova駅。主に10,16,22番のトラムが利用できます。10番や16番に乗るとStudent Agencyのチェスキー・クルムロフへのバスが発着するAnděl駅まで1本。
そして極めて便利なのが22番。ペトシーンの丘最寄りのÚjezd、プラハ城の裏手のPražský hradまで1本で行くことができます。さらに、Národní divadloで下車すればカフェ・スラヴィアが目の前で、レギー橋やスメタナ通りに出るとプラハ城やカレル橋の風景を楽しめるスポット。ひとつ手前のNárodní třídaで下車すればカフェ・ルーヴルやウ・メドヴィドクーが近くにあり、ヴァーツラフ広場方面へ少し歩くとウ・ピンカース。そのまま旧市街観光に繰り出すにも便利な場所です。
トラムや地下鉄の路線図を確認するには、下記サイトで配布されているPDFが便利です。
Trams and special buses for handicapped personsの路線図が一番詳しい。
http://www.dpp.cz/en/transport-around-prague/transit-schematics/
結果
ホテルそのものは値段相応の可もなく不可もなくという印象でしたが、プラハ滞在中はホテルに寝に帰るだけという利用だったので、この場所で1泊5,000円弱という費用対効果には満足しています。やはり観光(自分の予定)には極めて便利なロケーションでした。もちろんデメリットもあり、室内はホテルというより古い住宅のような雰囲気で、旧市街広場へのアクセスはやや不便で以下の選択肢しかありません。
・地下鉄C線Muzeumで下車し徒歩13分。
・地下鉄C線Muzeumから地下鉄A線に乗り換えStaroměstská駅で下車し徒歩3分。
・トラムNárodní divadloから徒歩8分。
・トラムNárodní třídaから徒歩12分。
旧市街広場へのアクセスを短縮するには地下鉄A線沿いに泊まるか、旧市街内の高額なホテルへ泊まるしかなく、それはそれで先述のメリットがほとんど消えるので、どちらを取るかという感じですかね。どこに泊まったにせよ歩くし、プラハ旧市街はなんだかんだで歩けてしまう距離なので、この結果には満足しています。もちろん、短期間で旧市街の観光を済ませたい方や、日に何度もホテルへ戻る方は旧市街内のホテルが便利です。ただし、タクシーが通れない場所が多く、石畳の上をスーツケースを引くのは過酷ですが。
次プラハを訪れる際もI.P. Pavlova駅周辺か、もしくはFlorec駅周辺で考えるかな。I.P. Pavlova駅周辺との比較でFlorec駅周辺に泊まるメリットは、パラディウムに近くて買物に便利なこと、旧市街に近いこと、地下鉄B線も使えること。デメリットは22番のトラムが使えないため、プラハ城方面へのアクセスに乗り換えが必要になること、お気に入りのカフェやビアホールへ遠くなることなど。