プラハでの両替について
October 6, 2013
一般的に、ドルやユーロのような手数料の安いメジャー通貨は日本国内で両替して、香港ドルやバーツのような手数料の高いマイナー通貨は現地で両替するのが基本ですが、チェココルナについては成田空港とルズィニエ空港でレートがほぼ同じだったので、日本である程度用意しておくことをお勧めします。
成田での両替
成田ではTravelexよりも京葉銀行の方がわずかにレートがよかったものの、TravelexではJCBカードのショッピング枠で両替できるため、マイルが貯まるというメリットがあります。今回はJAL JCBカードを使って20,790円ぶん両替し、3,500コルナ入手してプラハへ向かいました。ぜんぶ100コルナ紙幣でもらえて便利です。これで数日過ごし、残金に応じて1〜2万円ずつプラハ中心部の両替所で両替して過ごしました。以下すべて1万円を両替した際にもらえる金額。
成田空港 Travelex:1,683コルナ
成田空港 京葉銀行:1,697コルナ
プラハ ルズィニエ空港 Travelex:1,681コルナ
プラハ ルズィニエ空港 自動両替機:1,695コルナ
プラハでの両替
気をつけるべきはプラハ中心部での両替。両替する金額に応じてレートを2段階設定し、レートのいい方の金額のみを掲げているところ、No Comissionと書いておいて小額(観光客が両替する程度)の取り扱いでは高額な手数料を取るところ等、悪質な両替所が多数存在します。逆に、両替所間で競争が激しいため、レートがいい優良店も存在します。暇をみて、複数の両替所をまわってみたので結果を記載。
プラハ 中央駅 両替所:1,771コルナ
プラハ 旧市街 Exchange:1,880コルナ
プラハ 旧市街 Foreign Exchange:1,800コルナ
プラハ 旧市街 Western Union:1,700コルナ
プラハ中心部でお勧めなのは、プラハ在住の日本人の方に教えていただいた青い看板が目印のExchange。ここもVIP会員とそれ以外でレートが2種類存在しますが、店頭にもホームページにもその日の2種類のレートをきちんと明記してあり、一般向けのレートも充分よかったです。
逆に悪質なのはオレンジ色の看板が目印のWestern Union。ここはネット上で評判が悪かったので、どんなもんかと興味本位で行ってみました(両替はしていません)。対円のレートを0.1994(1万円=1,994コルナ)と掲げておきながら「これはいくらになる?」と1万円札を見せて確認したところ、電卓に表示された金額は1,700。表示レートより15%もマイナス。Exchangeとの差額は実に180コルナ(約1,000円)。もちろん、他にもいい両替所、悪い両替所があるので、初めての両替所ではこの方法で聞いてみるのがお勧めです。お金を渡さずに見せて聞くのがポイント。他に数カ所まわってみたのですが金額はどこも似たり寄ったりで、レートがいいところで0.1800(1万円=1,800コルナ)前後。旧市街中心部で両替するなら上記Exchangeがお勧めです。
Exchange外観。正面の入り口から入ります。左側の入り口(写真では陰になっているところ)はVIP用です。店の入り口付近に両替を持ちかけてくる輩がちらほらいます。いい両替所の証。おそらく、チェココルナによく似た価値の低いマイナー通貨を使った両替詐欺です。
Foreign Exchange外観。ティーン教会の側にあります。
指針となる、観光地の平均的な両替所。
なお、チェスキークルムロフの両替所はどこもレートが悪かったので、事前にプラハで両替しておいた方がいいです。僕が訪れた際はどこも1万円=1,500〜1,700コルナでした。
ちなみに、現地でクレジットカードのキャッシングを使って現地通貨を得るのが一番お得で、自分自身も小額のマイナー通貨を得る際にしばしば使っていたのですが、旅仲間から「何らかのトラブルでカードがATMに飲み込まれた」というゾッとする話を聞いて以来、カードでのキャッシングやシティバンクのキャッシュカードにはなるべく頼らないようにしています。
参考までに、ルズィニエ空港のTravelex。
ルズィニエ空港の自動両替機。