プラハのヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港から市内中心部までの移動について
October 7, 2013
【注意】2015年4月に地下鉄A線が延長した関係で、119番のバスの終点は地下鉄A線Nádraží Veleslavín駅へと短縮され、地下鉄A線Dejvická駅まで行かなくなりました。また、エアポート・エクスプレスもDejvická駅には停まらなくなりました。Nádraží Veleslavín駅にはエスカレーターがなく、大きなスーツケースを持っての乗り換えは大変です。下記記事は2013年10月時点での情報なのでご注意ください。
ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港(旧名:ルズィニエ空港)から市内中心部までの基本的な移動方法は以下の5つ。料金の高い順に紹介します。
タクシー
以前はボッタクリが横行して悪名高かったプラハのタクシーですが、最近登場したAAAタクシーはきちんとメーターを使うまともな会社なようです。ヘルシンキ、パリ、フランクフルト、アムステルダムなど、シェンゲン協定加盟国の都市を経由してプラハへ到着した場合ターミナル2へ到着します。荷物を受け取りターミナル2の到着フロアへ出ると、右手にAAAタクシーのカウンターがあります。市内中心部への料金はだいたい550〜600コルナ(約2,500~3,000円)程度。
Prague Airport Transfers社のセダン送迎サービス(ハイヤー)
空港の到着フロアで名前を書いた紙をもって待ってくれていて、タクシー同様、ホテルなど目的地まで送ってくれます。タクシーはやはり不安という方へお勧め。ウェブから日本語での申し込みも可。セダン1台あたり料金は550コルナ(約2,750円)。最大4人まで550コルナで利用できますが、セダンに4人ぶんのスーツケースは入らないでしょう。その場合は同社ミニバスへの無料アップグレードが利用可。なお、下記Cedaz社のような乗り合いの共用バンの用意もあり、料金は1人450コルナ(約2,250円)。今回はこのPrague Airport Transfersのセダンを利用したかったのですが、SIMカードの購入、電話数本と到着後に空港でやるべきことが多かったので利用を断念。
http://www.puraha.jp
Cedaz社のミニバス(乗り合いバン)
空港と市内中心部V Celniciを結んでいます。V Celniciは地下鉄B線Náměstí Republiky(ナームニェスティ・レプブリキ)駅やパラディウムの近く。地下鉄B線沿線や旧市街のホテルに宿泊している場合に使い勝手がよさそうです。7:30~19:00まで30分おきに運行。料金は150コルナ(約750円)。日本から欧州各地で乗り継いでプラハへ向かうと到着は夕方から夜になるので、日本人はあまり使う機会がなさそうです。GoogleマップのストリートビューでV Celniciのバス停とミニバスを見つけました。
http://www.cedaz.cz
エアポート・エクスプレス(空港バス)
地下鉄A線Dejvická(ディヴィッカー)駅、Praha Masarykovo Nádraží(プラハ・マサリク駅)、Hlavní Nádraží(プラハ中央駅)の順に止まります。プラハ中央駅まで30〜40分程度。季節に応じて20〜30分間隔で運行。料金は60コルナ(約300円)。スーツケースなど荷物の料金は無料(市バスだと別途16コルナ)。乗車券は乗車の際に運転手から直接購入することができます。多くの観光客がこのエアポート・エクスプレスを利用していて、今回は往復ともにエアポート・エクスプレスを利用。市バスや地下鉄などの1日券や3日券の利用は不可。
ヴァーツラフ・ハヴェル・プラハ国際空港ターミナル2の到着フロアへ出ると右手にTravelexがあり、その先にAAAタクシーのカウンターがあります。その奥のBUSの看板のところから外に出て、道を渡った右手にバス乗り場があります。
電光掲示板や時刻表のAE (Airport Express) が目印。
プラハ中央駅に停車中のエアポート・エクスプレス。普通の見た目のバスです。
市バス
90分間有効で乗り換えができるチケットを買う場合、料金は32コルナ(約160円)。紙幣しかなく、車内で運転手から購入する場合は40コルナ(約200円)。バス乗り場は上記エアポート・エクスプレスと同じで、バス乗り場に小銭のみ使用可能な券売機があります。スーツケース、犬、ベビーカーなどは別途16コルナ(約80円)。1日券や3日券も使用可。1日券や3日券の場合はスーツケース1個まで無料です。
http://www.dpp.cz/en/fares-in-prague/
119番:地下鉄A線Dejvická(ディヴィッカー)駅まで
100番:地下鉄B線Zličín(ズリーチン)駅まで
179番:地下鉄B線Nové Butovice(ノヴェー・ブドヴィツェ)駅まで
3駅ともヴルタヴァ川の西側にあり、さらに地下鉄B線の2駅は南西の外れにあるので、100番や179番のバスの利用者は少なそうです。地下鉄A線沿いに泊まる方はDejvická駅に停まる119番のバスが便利。ここには上記エアポート・エクスプレスも停まりますが、エアポート・エクスプレスと違って市バスは1日券や3日券が使えるというメリットがあります。
詳しくは下記ページ内で配布されている路線図のPDFで確認してください。Service to Airportを見ると空港からのバスとその後の地下鉄への乗り換えがわかりやすい。市内観光時の移動についてはTrams and special buses for handicapped personsの路線図が便利(Metro and tramsの路線図は省略してある駅名が多い)。この路線図は非常に便利で、iPhoneに入れておいて滞在中は毎日活用しました。
http://www.dpp.cz/en/transport-around-prague/transit-schematics/
エアポート・エクスプレスや市バスから地下鉄への乗り換えについて
今回のホテルは地下鉄C線I.P.Pavlovaが最寄りだったので、エアポート・エクスプレスでHlavní Nádraží(プラハ中央駅)まで乗車し、地下鉄C線に乗り換えました。地下鉄C線の場合はこれでいいのですが、空港からのAEはDejvickáまで約20〜30分、DejvickáからHlavní Nádražíまで約10〜15分なので、地下鉄A線沿いのホテルに泊まる場合、Dejvickáで下車して地下鉄に乗り換えた方が遥かに早いです。Hlavní Nádražíまで来てしまうとMuzeumで地下鉄C線からA線への乗り換えも必要なので。
プラハ中央駅について
プラハ中央駅の構造がややトリッキーなので、エアポート・エクスプレスで空港からプラハ中央駅へ到着したケースと、プラハ中央駅から空港へ向かうケースを例に補足します。
空港からのエアポート・エクスプレスはプラハ中央駅の向かいに到着します。下の写真で、手前左に止まっているのが空港から到着したエアポート・エクスプレス。空港へ向かうエアポート・エクスプレスは駅舎側の反対車線から発車します。ここの道路は歩いて渡れません。
空港から到着したエアポート・エクスプレスを降りると2つのエレベーターがあり、そのエレベーターでプラハ中央駅1階へと降りることができます。そうです、ここは地上1階のようで実は3階なんです。
エレベーターを降りてプラハ中央駅1階(地上階)へ。
この後方に地下鉄C線の改札があり、エスカレーターの右奥に電車のチケット販売窓口があります。
エスカレーターをのぼると左手にバーガーキング。ここが2階。
写真右奥へそのまままっすぐ進むと電車のホームへ、矢印のエスカレーターをのぼると3階へ。
3階へあがって外に出ると、そこが先ほどの写真の駅舎側の反対車線。バス停が並んでいて、駅舎を出て左端がエアポート・エクスプレスの乗り場です。AEが目印。帰りに空港へ向かう場合はここから。6:35〜22:05まで毎時5分と35分に30分間隔で運行しています。
こんにちは
ドイツ在住の日本人です. 検索で辿りつきました.
古い記事へのコメントで申し訳ありません!が、明後日からプラハに遊びに行くので参考になりました(チェコ語は分からないので..情報収集が難しいですね).
12月には3年振りにバンコクに行く予定でして、こちら関連の記事もとってもタイムリーです(^^)
前回は川沿いに泊まったこともありSirrocoに行ったのですが、正直、あまり良い想い出が(風が強すぎて食事どころではなかった)...ので、市街中心に泊まる今回は、OCTAVE、こちらを試してみたいと思います!
しかし、さすがというか、写真が綺麗ですね...
ドイツの名古屋人さん、こんにちは。
いえいえ、古い記事ですがお役に立てたようでよかったです。
僕もチェコ語の情報収集には苦労しました…。
バンコクにも行かれる予定なんですね!
僕もシロッコにはあまりいい思い出がありません。風で料理がすぐに冷めてしまい…。
Octaveはかなりコンパクトな造りで、雰囲気もSiroccoやVertigoには大きく劣りますが、
スクンビット周辺に泊まる場合のアクセスのよさと、カジュアルさが気に入っています。
もし雰囲気が物足りないときはVertigoをお試しください!
それでは、プラハの旅お楽しみください!