カンボジアでMobitelのプリペイドSIMをSIMフリーiPhone 4Sで使う方法
December 23, 2012
アンコールワット国際ハーフマラソンへ参加するため、11月末から12月頭にかけてカンボジアのシェムリアップに滞在しました。シェムリアップの中心部にはパブストリートという飲食店が連なった通りがあり、そこの多くのお店で無料のWi-Fi環境が整っていて、回線速度も都内のソ○トバンクの3G回線よりよほど速いから、この近辺に宿を構えると快適なインターネットライフを送ることができます。Wi-Fi環境が整っているホテルも多いため、この国では、1日2,980円という高額な海外パケ放題を利用する必要はありません。
そんなWi-Fi天国ともいえるシェムリアップですが、今回はハーフマラソンの際にNike+のアプリが使いたくて現地のプリペイドSIMを入手することに。カンボジアにはMobitel (Cellcard), Smart Mobile, Metfone, Mfone, helloなど10社くらいのキャリアがあって、3Gの定額プランを用意しているキャリアもいくつかあります。今回はハーフマラソンのコース上で圏外にならないことが最優先で、現地に駐在している友人が「大丈夫」と太鼓判を押したMobitelを選択。シェムリアップ空港にはhelloやqbのショップしかなかったため、空港でのMobitelのSIM入手はあきらめ、ホテルに荷物を置いたのちに街で購入しました。購入したのはホスピタルストリートのハッピーハーブピザの隣の貴金属や時計などを取り扱うお店。色んなキャリアのSIMとトップアップカードが山ほど売られていました。ここでは不要ですが、キャリアのショップで購入する場合はパスポートが必要だと思われます。
MobitelのプリペイドSIMのインターネットプランは下記の3種。テザリングでもしない限り1日10〜20MB程度しか使わないから、各プランとも実質使い放題です。今回泊まるホテルは初めて泊まるホテルでWi-Fiの実力が未知数だったため、テザリングでたくさん使用する事態を想定してINET3を選択。
INET1:1日100MBまで 0.5ドル
INET2:1週間600MBまで 2ドル
INET3:1ヶ月2GBまで 5ドル
というわけで、SIMに10ドルトップアップしてINET3の申し込みをしました。残りの5ドルは通話やSMSで使います。支払った料金は以下の通り。SIMの開通からAPNの設定までぜんぶこのお兄さんにやってもらったから、別途チップを1ドル渡しました。
SIM:2ドル
SIMカット(SIM→Micro-SIM):0.5ドル
トップアップ:10ドル
合計:12.5ドル(約1,000円)
購入したSIMには0.8ドル分の無料通話が含まれていて、5ドルのトップアップ残高とあわせて合計5.8ドルぶん利用できるようになったわけですが、6日後にカンボジアを出国する際に残高を調べたら、なんと5.78ドルでした(笑) 滞在中にMobitelユーザーとの短い通話が5〜10回ほど、固定電話との通話が2回(こちらから発信したのは全体の1/3〜1/2程度)。カンボジアの通話料は安すぎです。また、1日目の夜にインターネットの残高を調べたら2036MBあり、SIMに最初から50MB程度(推測)の無料分が含まれていたようです。出国する際の残量は1981MB。次回は3ドル程度のトップアップでINET2への申し込みにしようかな。
APNは要設定。
APN:cellcard
ユーザ名:mobitel
パスワード:mobitel
残高・残量を調べるには、6767に対して124とSMSを送ります。
Mobitelの3G回線が使えたのは街の中心部だけで、遺跡周辺では2Gばかりでしたが、ハーフマラソンのコース(観光の小回りコース)上で圏外になることはなく、Nike+のGPSも正確だったので満足しています。Mobitelにこだわりがない方は空港でhelloやqbのSIMを入手するのがお勧めです。夜遅くまであいています。
【追記】Smart編はこちら。