SONY RX1で撮るネパール
April 1, 2014
昨年12月にネパールへ行ってきました。もともとはSONY DSC-RX1を片手に休暇でバンコクを訪れていて、バンコク滞在中に急遽ネパール行きを決めたため、予備のバッテリーや三脚といった機材を一切持ってきていなかったのですが、それでもまぁなんとかなりました。ナガルコットに2泊、カトマンズに2泊で撮影枚数は1192枚。ネパールの電力事情は酷く、乾季は毎日計画停電が行われているので、1日に数百枚撮るという人は予備のバッテリーがあった方がいいです。今回ナガルコットで宿泊したクラブヒマラヤはホテルに発電機を備えていて、計画停電中も充電することができてよかった。
また、ネパールを訪れるなら乾季(10月~5月)が圧倒的にお勧めです。場所によっては雨季の数ヶ月で日本のおよそ2年ぶんの雨が降ります。雲が多く、ヒマラヤの山々も見れない可能性が高い。それから、ネパールでは国内線の飛行機事故が頻発していて、これも視界不良の雨季に多い。
まずはJALのJL717便で成田からバンコクへ。機内から見えた富士山。
数日後、タイ航空のTG319便でバンコクからカトマンズへ移動し、カトマンズのトリプバン国際空港からナガルコットへタクシーで移動。夕焼けに間に合いました。宿泊したクラブヒマラヤの屋上テラスより。南側のテラスがお勧め。
ホテル内のレストランでエベレストビール。
夜、ベランダに出てみると満点の星空。三脚がなかったため、感度を25600へ上げベランダの手すりに固定してなんとか撮った一枚。RX1のポテンシャルが為せる技。右下にオリオン座。
クラブヒマラヤを選んだ一番の理由がこの朝焼け。ベランダからこの風景を見ることができます。8,000m級の山々が少しずつ染まっていく様は感動的だった。雨季は朝焼けを見れないことが多いものの、雲海がすごいようです。
下の3枚はホテルのベランダから見える景色。順に右から左へ約180度のパノラマ。
標高2,100mのナガルコットは空気がきれいで、晴天にも恵まれ、清々しい毎日だった。
ナガルコット中心部。なにもない街。
ナガルコットからチャングーナラヤンまで一人トレッキング開始。棚田が美しい。
いくつもの村々を抜けながら進みます。
道中で知り合ったスイス人旅行者と意気投合し、彼のグループと行動を共にすることに。彼は長旅をしながら各国で映画を撮っていて、この1ヶ月後に日本で再会するなど親交を深めました。彼以外はネパール人だったのですが、ナース、ジャーナリストと職業も様々で、道中の数時間、会話が途切れないほど盛り上がり、いい交流ができました。
村の子どもたち。アメをあげたら仲間を呼ばれてたちまち囲まれてしまったw
チャングーナラヤンで食事をとる人たち。
チャングーナラヤンで彼らと別れ、タクシーでバクタブルへ。映画「リトルブッダ」のロケ地。
ナマステ・サイバー・カフェの語感のよさ。
地元のおっちゃんたち。
この後、タクシーでナガルコットへ戻り2日目が終了。
翌朝の朝食。この日もすばらしい朝焼けを見ることができた。
クラブヒマラヤをチェックアウトし、カトマンズへ移動してカンティプールテンプルハウスにチェックイン。クマリの館のようなレンガ作りのいい雰囲気のホテルです。タメル中心部にありながら比較的静か。このホテルも発電機を備えているものの、計画停電中は部屋やバス・トイレの照明など最低限の電力しか供給されず、コンセントが使えなかった。RX1, ハンディカム, iPhone, MacBook Airと機材が多いためバッテリー不足に苦しみました。
毎朝、ホテルの庭でヨガを体験することができます。
タメル地区。
ネパール風ピザのチャタモリ。卵、コリアンダー、チキンのミンチなどが乗ってる。
ネパール風餃子のモモ。これは美味い!
ネパールの女子大生。
スワヤンブナート。
マニ車。内部にはロール状の経文が納められていて、一回まわすと一度お経を唱えたのと同じ功徳があるそう。
日本では京都の高台寺にマニ車があり、般若心経が収められています。
カトマンズの標高は1,800mと高いものの、まわりがさらに高いため盆地のようになっていて、排気ガスが溜まりやすい。これほどの晴天なのに地表近くはモヤがかっているのがわかるでしょうか。
タクシーでパタン地区へ移動。
パタン中心部。いい雰囲気。
カトマンズのダルバール広場。
ボダナート。
パシュパティナート。
この日、半日お世話になったタクシー運転手。
タメル地区のお勧めカフェ、ニューオリンズカフェ。通りから少し中に入った中庭がオープンカフェになっていて、落ち着いて食事をすることができます。空気も多少マシ。カトマンズの大気汚染は本当にひどい...。
ネパールの伝統料理ダルバート。手前からじゃがいもカレー、チキンカレー、ピクルス、豆カレー。
夜のタメル地区。
タイ航空のTG320便にてバンコクへ。左側窓際に座るとヒマラヤの山々が見えます。搭乗記はこちら。
バンコク→成田は787。右奥に富士山が見えます。
おしまい。4泊5日の日程でカトマンズとナガルコット周辺を駆け足で楽しむことができました。天候に恵まれたこともあり、ネパールはアジア地域でミャンマーに次ぐお気に入りの国に。次はアンナプルナ周辺のトレッキング目的での再訪を企んでいます。
次のRX1作例はプラハを予定しています。