バンコクで一番美味しいトムヤムクンを求めて「ピーオー」へ行ってみた

July 6, 2015

バンコクで一番美味しいトムヤムクンを求めて、以前「世界行ってみたらホントはこんなトコだった!?」で紹介されていた「ピーオー」というお店に行ってみました。番組ではトムヤムクンのお店と紹介されていましたが、正確にはトムヤムスープに麺が入ったトムヤムヌードル(クイティアオ・トムヤム)のお店です。

「トムヤムクン」として広く認知されている辛くて酸っぱいあのスープ。
クンは海老という意味で、スープとしては「トムヤム」が正式名称です。

海老(=クン)を入れると「トムヤムクン」
豚肉(=ムー)を入れると「トムヤムムー」
鶏肉(=ガイ)を入れると「トムヤムガイ」
※「カオマンガイ」や「ガイヤーン」の「ガイ」も同じ鶏肉という意味

さらに味付けに関しても、ココナッツミルクが入ったまろやかで濃厚な「ナムコン」と、ココナッツミルクが入っていないあっさりした「ナムサイ」の2種類があります。「ナムサイ」はあっさりしていながらも、そのぶんハーブの香りや味がダイレクトに感じられるため、こちらの方がクセが強いと感じる人が多いかもしれません。

注文したのは海老が2匹入った「トムヤムクンナムコン」。麺についてはとくに指定しなかったところセンレック(米粉から作られる柔らかい麺)でした。帰りに厨房を覗いたらバミー(小麦粉から作られる黄色い中華麺)らしき麺も見えたので、次回試してみたい。

見た目とは裏腹に全然辛くありません。辛い物が苦手な人でも食べられるほど。レモングラスやライムが効いていて、酸味は強め。酸味が鼻から抜けて爽やかな後味です。川海老の旨味がでていて非常においしい。海老の背中に切れ目が入れてあって食べやすい点も◎ 酸味強めで辛さ控えめのトムヤムクンが好きな人にオススメのお店です。一点マイナス点は麺が柔らかすぎること。センレック自体柔らかい麺ではあるんですが、ここのセンレックは歯ごたえがなさすぎでした。

まぁ、あくまで目的はスープなので、満足度は星4つといったところ。わざわざ食べに来る価値のある味で、バンコクの行きつけリストに追加。最近は低コストの海の海老を使うお店が多いそうで、伝統に則り、川の海老(オニテナガエビ)を使うこのお店はそういった意味でも価値があります。オニテナガエビは頭が大きく、ミソがたっぷりつまっていて最高の出汁がでます。

店内はこのような雰囲気。客の回転は早い。

ずいぶん年期の入ったメニューです(笑)
右上の女性は名物店主のピーオーさん。興味ある方はFacebookページをご覧あれ。
https://www.facebook.com/pages/ร้านพี่อ้อ-ก๋วยเตี๋ยวต้มยำกุ้ง-เพชรบุรีซอย-5-/219511371433546

メニューを1枚めくり、右のページの左上の料理が今回注文した「トムヤムクンナムコン」
料金はわずか50バーツ。円安のいまのレートでも180円ほど。

拡大。メニューはタイ語のみで写真がボヤけていて分かりにくいので、最低限「ナムコン」と「ナムサイ」は憶えて行った方がいいです。


アクセス

場所はペッチャブリーのソイ5とソイ7を繋ぐソイにあります。最寄はBTSのラチャテウィー駅かパヤタイ駅で、ラチャテウィー駅から徒歩5〜6分ほど。MRTのペッチャブリー駅は全然違う場所にあるのでご注意を。

駅を出て、大通り(ペッチャブリー通りまたはペッブリー通り)を渡り、道なりに少し歩きます。最初の曲がり角を右折してソイ7に入ると一気にディープな雰囲気。

道なりに歩き、マッサージ屋の角を左折します。

この路地をまっすぐ進みます。

すると1分もしないうちに右手に「พี่อ้อ(ピーオー)」と書かれた白い看板が見えてきます。

お店の正面。


この辺りはイスラム教徒が多く居住するエリアで、ハラル屋台が多く、ピーオーでもお酒の提供はありません。ディープなローカルな雰囲気が漂うエリアですが治安は良好です。また、定休日は日曜日と書かれたサイトが多いですが、現在の定休日は月曜日です。

ラチャテウィーはBTSのスクンビット線でサイアムから一駅なので、興味ある方はサイアム周辺で遊んだ前後にぜひ。

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