プレアビヒアを巡るカンボジアとタイの緊張

February 7, 2011

プレアヴィヒア寺院周辺の国境をめぐってカンボジアとタイの緊張が続いていますね。昨年10月に訪れたばかりということもあり、連日の銃撃戦で死傷者が出たり、遺跡が損傷したというニュースは残念な限りです。プレアヴィヒアはカンボジアとタイの国境沿いの山の頂にある遺跡です。以前はカンボジアの道路があまり舗装されていなかったため、シェムリアップからプレアヴィヒアへのアクセスが大変で、タイ側(ウボンラチャタニ)からの入山が主流でしたが、2008年の衝突以降、原則、その門戸は閉ざされています。

昨年プレアヴィヒアを訪れた際は、シェムリアップでチャーターした車で3〜4時間かけて山の麓まで行き、山の麓から専用のピックアップトラックに乗って急勾配の道を登り、ようやく山頂まで辿り着くことができました。山のあちこちに塹壕が掘ってあったり、銃座が置かれていたり、AK-47をもった兵士の姿が多数あり、只ならぬ雰囲気でした。クメール人がつくったヒンドゥー教寺院で、国際的にもカンボジアの遺跡だと認められたわけだから、個人的にはタイが引くべき問題だと思うんですけどね。

道中、ポルポト派の最後の拠点だったアンロンベンに立ち寄り、タ・モク元将軍の家を訪れました。そこに飾られていたプレアヴィヒアの絵。

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