ベルギー旅行記(2009年7月)

February 12, 2010

オランダのアムステルダム中央駅(Amsterdam Centraal)からインターシティに乗ってベルギーのブリュッセル南駅(Brussels Midi/Zuid)へ。所要時間は3時間弱で料金は36.6ユーロ。高速鉄道のタリスでも行けるけれど、この区間は専用線ではなく在来線を走るため、インターシティとの差はわずか数分程度です。インターシティとタリス2等との差は約10ユーロ、タリス1等との差は約40ユーロ。迷わずICをチョイスしました。

余談ながら、今回の旅で成田からアムステルダムまでのフライトに利用したJALの場合、アムステルダムのスキポール空港からアントワープやブリュッセルのホテルまで無料のシャトルバスが出ているし、エールフランスの場合も、パリのシャルルドゴール空港からブリュッセルまでTGV(高速鉄道)のシャトルサービスを無料で利用することができます。パリまでのフライトがエールフランスとJALのコードシェア便(共同運航便)の場合、JAL側で予約するとこのサービスは受けられないと思うので注意されたし。

はい、というわけでブリュッセル南駅に到着。ベルギーではブリュッセルに4泊して、ブルージュ、ゲント、ディナン、アントワープをそれぞれ日帰りで訪れました。ブリュッセル南駅から徒歩10~15分程度の距離にあるHotel De Fierlantというプチホテルに宿泊。ここのスタッフはみなフレンドリーで親切で、それだけでまた来たいと思えたほど。外にはちょっとしたテラスがあって、毎晩、その日に買ってきたベルギービールを飲みながら、その日に撮った写真をMacBook AirでRAW現像するというのが毎日のささやかな楽しみでした。このテラスやバーカウンターで旅行者同士も結構仲良くなれて、お互いのPCやデジカメで写真を見せ合いながらの旅の情報交換は、新鮮で有意義で楽しかった。部屋の調度品も、豪華ではないにせよ、上質で清潔。1泊66ユーロ。


ブリュッセル

ブリュッセルの観光は、グランプラスと呼ばれる広場周辺が中心となります。15世紀初頭に建てられた市庁舎、王の家、様々なギルドハウスが立ち並び、そのパノラマビューは圧巻。やっぱりゴシック様式はかっこいいよ。最寄駅はブリュッセル中央駅なので、グランプラス周辺での観光が目的でブリュッセルに滞在する場合は、この辺りに宿を探した方がよいかと思います。ただし、国際線の鉄道の発着はブリュッセル南駅が中心です。

「ソナチネ」に反応。左から3列目、上から4段目。

ガラス張りの天井から注ぐ自然光によって、明るく保たれている歴史あるアーケード、ギャラリーサンテュベール。日本でも馴染みの深いGodivaやNeuhausなどのショコラティエや、鞄屋、帽子屋など、ちょっとお高いお店が中心。GodivaやNeuhausに限らず、ベルギーではショコラティエというショコラティエを華麗にスルーしたんだけど、チョコ好きが高じてベルギー旅行を計画する人も少なくないようで、その一人である友人にこの話をしたら、とても残念な人を見る目つきで「ありえない」とのお言葉をいただきました。ワッフルも食べずじまい。

そして、ブリュッセル観光で忘れてはならないがジュリアン君。世界三大ガッカリのひとつに挙げられ、小便をするのを日課にしている小僧です。彼のもとへ世界中から衣装が届けられるようで、それらはグランプラスの市立博物館(王の家)に展示されています。残念ながら写真撮影は禁止。記念日に訪れると、お粧ししたジュリアン君に会えるかも。ビールが出る日もあるとかないとか。詳細はこちらのサイトをどうぞ。

周辺には、ジュリアン君の人気にあやかったお店やレストランも多く、ひと際目をひいたのがこちらのチョコレート屋。

こちらは番外編の小便少女。これはひどい(笑)

ベルギーは食も充実しています。先ほどの小便少女の近辺はイロサクレ地区といって、たくさんの飲食店が軒を連ねています。ボッタクリ店もチラホラあるようだけど、混雑しているお店や"Chez Leon"のようなガイドブックに載っているお店に入ると間違いないでしょう。ムール貝料理は定番のワイン蒸し以外に、バターガーリック風味だったり、チーズを乗せてグラタンみたいに焼いたものだったり色々あって、毎日食べても飽きがこない。

ムール貝以外では、ワーテルゾーイ(ベルギー風シチュー)やカルボナード(牛肉のビール煮込み)なんかもおいしいし、個人的には"'t Kelderke"というグランプラスに面した老舗の有名店で食べたチコリのグラタンがすごく気に入りました。ここのお店では、頼んでもいないのに日本語のメニューが出てきてびっくり(笑) そして、ベルギー滞在中にベルギービールは6~8種ほど飲んでみたけれど、一番のお気に入りはシメイブルーかな。日本でも比較的簡単に手に入るビールでうれしい。


ブルージュ

ベルギー2日目はブルージュへ。こんなことを言っては身も蓋もないけれど、ベルギーで一番楽しかったのはダントツでブリュッセルで、ブルージュをはじめ他の都市はどこもイマイチでした。とくにブルージュに関してはみんながいいと言うものだから、期待し過ぎたためか、いざ訪れてみるとがっかりしてしまった。いまこうして写真を見返してみると、たしかに素敵な中世の町並みなんだけど、観光客が多かったことや、無意識のうちに視覚が感じてしまう現代的な要素(車、ボート、お店など)が多過ぎて、消化しきれなかったのかもしれない。


ゲント

ブルージュの帰りにゲントで下車。「青い鳥」の作者メーテルリンクの故郷。現代と中世が美しく調和した...などと形容される街です。ブルージュのあとに訪れたためか、むしろ、日本で昭和を形容する際に使われる「古き良き」という言葉がしっくりくるように感じた。


ディナン

ベルギー3日目はディナンへ。中世の頃の面影と四半世紀ほど前の古さが混在していて、懐かしいような、前に来たことがあるような、不思議な感覚に陥る観光保養地。城砦から見下ろす景色がきれいでした。残念ながら見所はこれだけです(笑)


アントワープ

ベルギー4日目はアントワープへ。立派な駅舎は必見。

「フランダースの犬」でおなじみノートルダム大聖堂とルーベンス像。

長かったようで短かったベルギーの4泊5日。ホテルをチェックアウトする際に「色々ありがとう。機会があったらまたくるよ」と伝えたら「僕らの方こそ『ありがとう』だよ。これは君へのプレゼント」と言って、Leonidasというショコラティエのチョコをくれました。これがベルギーで食べた初めてにして唯一のチョコレート。

次はスペインのバルセロナへ飛びます。


2009年7月、ヨーロッパの旅
概要
オランダ旅行記 Part 1(アムステルダム)
・ベルギー旅行記(ブリュッセル / ブルージュ / ゲント / ディナン / アントワープ)
スペイン旅行記(バルセロナ)
クロアチア旅行記(ドブロブニク)
オランダ旅行記 Part 2(ザーンセ・スカンス)

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